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兵庫県立美術館

外観 阪神・淡路大震災から7年。大きな被害をうけた神戸の町も復興に向かって急速に活気が戻ってきました。この建物も神戸・阪神の文化のシンボル的な役割を果たすことになると思われます。
建物は、海沿いの異国情緒あふれる景観のもとに位置しています。
2002年春に開館しました。
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1.建物概要
工事名称 兵庫県立美術館 空気調和設備工事
建物用途 美術館
階数 地下1階 地上4階
構造 鉄筋鉄骨コンクリート造(免震構造)
敷地面積 19,000m2
延べ床面積 25,335.98m2


2.設備概要
・空調設備
1)熱源 地域冷暖房 冷熱源 2,900kw 温熱源 1,500kw
空冷氷蓄熱ユニット 700kw 2台(1台は熱回収型)
2)空調 空調機 49台
収蔵庫・展示室系統に化学吸着フィルター
外気取り入れ系統に海塩粒子除外フィルター
3)排気・排煙 避圧ダクト 機械排煙4系統


3.設備の特色
地震に対する対応策として、構造物には、免震構造が採用されています。
免震構造とは、構造物の強度や、耐震性を向上させるのではなく、構造物と地盤を切り離し、地震から免れる構造のことをいいます。下にその概略のイメージ図を添付しました。

建物断面図
建物断面図

免震装置 設備面での地震対策は、最新の技術を利用した免震システムを採用しています。
免震装置は、右図のような構造となっています。
(提供 トーゼン産業株式会社)

事前に検討すべき事項として、次の点があげられます。

1)継手の最大変位量
2)継手の形状、材質
3)配管の配置方法
4)資材の搬入経路

また、施工時に特に注意する点は、水平方向への変位に確実に追従できるようにするため、配管等を固定する架台の水平精度を確保する必要があるということです。
地下部分機械室での配管等の支持を鋼材等を使用して強固な構造にて施工してあります。

日本は、地震の多い国でもあり、これからも免震の技術が必要とされる局面があります。最近では、既存の建物の耐震性能を向上させるために対策を施す「レトロフィット」と呼ばれる建築工法があります。今後は、当社のリニューアル工事でもこの技術を生かすことができます。



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